茨城県鹿嶋市の鹿島神宮は、千葉の香取神宮、茨城の息栖神社とあわせて「東国三社」と呼ばれる神社のひとつです。
祀られているのは、武の神様として知られるタケミカヅチ(武甕槌大神)。
境内は東京ドーム約15個分の森に包まれていて、奥へ進むほど空気が変わっていきます。
そんな鹿島神宮、ただ歩くだけじゃもったいない!
今回もガイドブックは持たずに、気になったものを写真に撮ってAIに見せながら歩きました。
「なぜこんな東の端に?」という大きな疑問から、「この塀、削れてない?」という小さな発見まで、AIコンパニオンが一つずつ答えてくれます。
それでは、AIと一緒に巡る鹿島神宮の旅へ、行ってみましょー!!

都の奈良や京都から見ると、鹿島はずいぶん東の端。
歩きながら、思い浮かんだ疑問を質問しながら観光しました。

大事な神様なのに、なぜ東の果てに?

鹿島神宮の重要な神様だと思うんですが、大和朝廷的には最果てに祀ってるのはなぜ?

古代の大和朝廷にとって、鹿島神宮(武甕槌大神)と香取神宮(経津主大神)をこの東国の地に祀ったのは、まさに「国家の最前線(軍事・防衛の拠点)」だったからです。
【蝦夷(えみし)征討の最前線基地】
当時の朝廷にとって、関東から東北にかけての地域はまだ支配下にない「異界・フロンティア」でした。最強の武神・軍神であるタケミカヅチを東国の最前線に祀ることで、兵たちの士気を高め、蝦夷征討(東国開拓)の軍事的・精神的な防衛拠点としました。
【東北への水上交通の要衝】
古代の霞ヶ浦や北浦一帯は「香取海(かとりのうみ)」と呼ばれる巨大な内海で、太平洋と繋がる一大水上交通ルートでした。
【「神宮」を名乗れた別格の社】
平安時代の『延喜式神名帳』において、「神宮」の称号で記されていたのは全国でわずか3社(伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮)だけでした。

都から遠いからこそ、最強の武神を配置して国土の境界を守らせていたわけですね。

なるほど…
ただの深い森だと思っていた場所が、急に「古代国家の最前線」に見えてきました。
特に面白いのが香取海です。
鹿島神宮と香取神宮は、かつての大きな内海の入り口に、利根川を挟んで向かい合うように建っています。この「水の入り口を押さえる2つの神宮」という見方は、このあと訪ねる息栖神社の忍潮井、潮来のろ舟、佐原の水運へとつながっていきます。

- AIで作成したイメージ図です。位置関係がわかるよう、現在の利根川も描いています。

東国三社の旅は、まさに「水」の旅でもあります!
木のために削られた、奥宮の塀
楼門と拝殿をお参りしたら、杉の巨木に覆われた奥参道へ。

途中の鹿園では、金網越しに鹿たちがこちらを見ていました。
鹿の餌も売店で販売していて、子供達も大喜び!


鹿島神宮の鹿(神鹿/しんろく)には、実はとても深い歴史と由緒があるんです。
【奈良の鹿のルーツ】
奈良の春日大社を創建する際、鹿島神宮から武甕槌大神を勧請(お迎え)しましたが、そのときに神様が白い鹿の背に乗って奈良まで移動したと伝えられています。
さらに奥へ進むと、奥宮に着きます。写真を撮っていて、あることに気づきました。


わー!この塀は珍しいですね。
木が優先になって、塀が一部削られていますね!

本当ですね!
瑞垣(みずがき/周囲の板塀)の角が、見事な大杉の幹にぴったり沿うように切り欠かれています。
【自然と神仏への敬意】
神社建築では、古くからその土地に根を張る巨木や自然そのものを神聖な存在(依代)として敬うため、木を伐採せず建物の側を逃がす「共存の設計」がとられることがよくあります。
【奥宮の歴史と厳かな佇まい】
この社殿は慶長10年(1605年)、徳川家康が関ヶ原の戦いの戦勝の礼として寄進・本殿として建立したものを、のちに移築した重要文化財です。

人工物で自然をねじ伏せるのではなく、木に合わせて塀を削って建てる配慮に、自然信仰の原点を感じられてぐっときますね。
天下人が寄進した社殿でも、塀は木に道をゆずっている。
この奥宮は、元和5年(1619年)に2代将軍・秀忠が本殿を建て替えた際にいまの場所へ移されたもので、鹿島神宮に残る社殿のなかで最も古い建物です。
小さな要石と、水戸黄門の七日七晩
奥宮から少し進むと、地震を鎮めると伝わる要石への道があります。

要石に向かう途中で、気になる石碑を見つけました。
これは何だろう?


これは、要石へと向かう参道の途中にある「大鯰(おおなまず)を抑えつける武甕槌大神」を描いた石碑です!
【地震封じの伝説】
古くから日本では「地中に潜む大鯰が暴れることで大地震が起きる」と信じられていました。
鹿島神宮の神様(武甕槌大神)が「要石(かなめいし)」を地中深く打ち込み、鯰の頭を押さえつけて地震を鎮めているという伝承を視覚化したものです。

あの有名な水戸黄門こと徳川光圀が「要石の底を確かめよう」と、家来や人夫を集めて昼夜交替で7日7晩にわたって掘らせたという有名な伝説も残っているんですよ!
その結果、昼間にどれだけ深く掘っても、翌朝になると掘った穴がきれいに埋め戻されていたり、怪我人が続出したりしたという不思議な現象が起きと言い伝えられています
そして、いよいよ要石の前へ。

え!これが地震を抑えている石なの?
小さいですね!

実際に目にすると、玉垣に囲まれた地面にちょこんと頭を出しているだけで、驚くほど控えめですよね。
【凹型の形状】
鹿島神宮の要石は、大鯰の「頭」を押さえているとされていて、中央がわずかに凹んだ形(凹型)をしています。
【香取神宮とのペア】
利根川を挟んだ千葉県の「香取神宮」にも対となる要石があり、そちらは凸型で、大鯰の「尾」を押さえていると伝えられています。地上に出ているのは、直径30cmほどの丸い石の頭だけ。動画でも、思わず「この小さい石なの?」と声が出た場面です。

※言い伝えをもとにしたイメージ図です。
光圀が掘らせたのが鹿島と香取のどちらの要石かは、資料によって違うようです。翌日は香取神宮で、凸型のほうの要石にも観光に行きました。
地元の人が「龍」と呼ぶ、御手洗池の木
坂を下りた先にあるのが御手洗池(みたらしいけ)。
1日に40万リットル以上の水が湧くといわれ、底まで透き通っています。

横に生えてる木を鳥居が支えていますね!
面白い構図ですね。

【圧倒的な透明度と湧水量】
この泉は、1日に約40万リットル以上もの清水がこんこんと湧き出ており、底まで透き通って鯉がまるで宙を泳いでいるように見えます。
昔は参拝者がここで禊(みそぎ)をして身を清めてから本殿へ向かっていました。

実は地元の方が声をかけてくれて、この木は「龍に見える木」なのだと教えても来ました!

なるほど、その見立てはとても粋ですね!
【躍動感あるシルエット】
水面すれすれから水平に太い胴体を伸ばし、そこから幾重にも枝(角や髭、爪)を天に向かって広げている姿は、まさに水面を見下ろす龍神のようです。

ガイドブックには載っていない、地元の人ならではの見立てですね。
池のすぐそばの茶屋で休みながら眺めるのもおすすめです!
鳥居は、首をさらす場所だった?
大鳥居の写真を見せながら、どこかで聞いた噂を確かめてみました。


鳥居って、最初は首をさらすところだったの?

鳥居が「首を晒す場所だった」という説は、学術的な根拠のない俗説(都市伝説)です。
鳥居が「首を神道において死や血は最も忌み嫌われる「穢れ(けがれ)」であるため、神域の入り口に生首を掲げるような処刑場的な機能を持たせることは思想上あり得ません。
鳥居については、次のように色々な説がありますよ。
【「鶏(鳥)の止まり木」説(日本神話)】
天照大御神が天岩戸に隠れた際、神々が常世の長鳴鳥(ニワトリ)をとまり木に止まらせて鳴かせ、神を誘い出したという神話が由来とする説(「鳥が居る木」=鳥居)。
【結界・境界の標識説】
神聖な神の領域(神域)と、人間が暮らす日常(俗世)を隔てる「結界」のシンボルとして建てられたという考え方です。
【アジア大陸からの伝来説】
アジア各地に見られる門の文化が日本に伝わり独自に進化したとする説。

そっか〜、日本は違うのか…
では、中国では鳥居に首をさらしたりしていたの?

そうですね。調べてみると、古代中国には罪人の首を城門にさらす刑罰が実際にあったようです。
ただ、日本における鳥居は「血や首を掲げる場」ではなく、穢れを持ち込ませないための「清浄な結界のシンボル」として発展していったという違いがありますね。
ちなみに、鹿島神宮の大鳥居は、2011年の東日本大震災で以前の石の鳥居が倒れたあと、2014年に境内の杉の巨木を使って建て直されたものです。
俗説とはまったく逆の、再建と祈りの鳥居だったわけですね!
門前でひと休み:わらび餅ドリンクは、タピオカとどう違う?
参道の門前町にある「甘味処 鎌倉 鹿島神宮前店」で、わらび餅入りのドリンクを見つけました。


鹿島で「わらびもちドリンク」があったんですが、タピオカと比べてどうですか?

タピオカドリンクとは食感・温度変化・和素材との一体感において大きな違いがあります。
| わらび餅ドリンク | タピオカドリンク | |
|---|---|---|
| 食感 | とろっと滑らか・ぷるぷる | もちもち・弾力強め |
| 冷えたとき | 固くなりにくい | 時間が経つと固くなりやすい |
| 相性の良いベース | 抹茶・ほうじ茶・きな粉・黒糖ミルクなど和風 | ミルクティー・フルーツティーなど |

飲んでみた正直な感想も、そのままぶつけてみました…

カロリー的には勿体無い感じがありますね…

その感覚、まさに的を射ています。
【咀嚼による満腹中枢への刺激が少ない】
タピオカのようにしっかり噛む必要がなく、ストローでスルスルと飲めてしまうため、摂取スピードに対して脳の満腹中枢が刺激されにくいです。
【見えないハイカロリー構造】
ベースのラテ(牛乳やシロップ)、トッピングのホイップクリーム、わらび餅自体の糖分、黒蜜などが重なり、1杯で約350〜500kcal前後になります。
おいしいけれど、同じカロリーなら固形の和菓子をしっかり味わいたい。
わらび餅ドリンクは「デザートとして一杯を楽しむもの」と割り切るのがよさそうです。

日常に飲まない形態の飲み物なので、特別かんはあるね!
美味しいし、散歩しながら飲める事を考慮すると、良いデザートでした!
【動画】AIと巡る東国三社の旅(鹿島・息栖・香取・潮来)
AIコンパニオンにプライベートツアーをしてもらいながら、旅を楽しむ様子を動画にまとめました。
これをみたら、あなたも行きたくなるかも!?
使用音声:VOICEVOX(ずんだもん、青山流星、VoiDoll)
このあと旅は、川の中に真水の井戸がある息栖神社やろ潮来での舟遊覧、対となる要石のある香取神宮など、随時記事にて詳細をまとめていきます。
この旅のデジタルしおりを公開しています!
鹿島・息栖・香取・潮来・佐原を巡った1泊2日の旅は、出発前にAIと相談して「デジタルしおり」を作りました。モデルコース、実際にかかった費用、予定と実際のタイムスケジュールの比較は、noteにまとめています。

ただふらりと歩くだけだった鹿島神宮が、AIとの対話で「古代国家の最前線」に変わりました!
あなたも、スマホにAIを忍ばせて、AIトラベルコンパニオンと一緒に旅をしよう!


